まず、アーテイストにコンタクトをします。
いまどきはFBなどで面識がない人にもメッセージを送ることができます。でもスパムも多いので、あやしい者ではありませんよ、ということをわかってもらえるよう努めました。
わたしがアフリカと関わるきっかけになったマラウイ人留学生のミケカが、いまではマラウイ大学の教授になっているので、公式な紹介状を書いてもらい、企画書と一緒に送りました。外務省のTICAD7認定もあったので、ちゃんとしている団体らしいという感じにはなったと思います。
世界で一番使われている世界地図はヨーロッパが中心のものです。それで見るとアフリカとヨーロッパはとても近く、日本はほんとうに遠い極東の小さな国です。でもありがたいことに、どのアーティストも経済大国日本でのアート展への参加には、とても好反応でした。
さあ、ここからが交渉の始まりです。契約書は日本語でも難しいのに、英文で、アート業界となるとさらにハードルが上がります。日本国内のギャラリーでもアーティストと契約書を交わさず口約束だけというところもあるそうですが、ここはきちんとしておきたいところ。
英文契約書をみてくれる国際ビジネスの弁護士はとても高額なので、公的機関の無料相談を利用してリーガルチェックを受けました。
一から作ってもらうことはできないので、ウェブで似たような契約案件を探したり、輸入書類やビジネス文書などを参考に、なんとか草案を用意しました。まずは日本語できっちり作り込んでから英訳するのが一般的なようですが、わたしは日本語の契約書の言い回しにも慣れていないので、はじめから英文で作りました。
さて、相談当日。ドラマのように長身でキレキレの女性弁護士は、日本人は往々にしてグローバルビジネスの場で弱腰だと言っていました。
わたしの書いた草案も、"いい人過ぎる" そう。いろいろな経費をすべてこちら持ちにしていたのです。
大きな財団などが支援としてやるならそれでもいいけど、慈善事業じゃないなら、対等な立場で取引すべきでしょう、と言われて、はっとしました。
それが本当の "フェアトレード" なのかもしれませんね。
ビジネスとして成り立たなければ、継続していくこともできません。
そして、やはり弁護士さんも有料相談に持ち込まないとビジネスにならないわけですから、教えてくれるのはヒントだけ。具体的な内容まで無料相談でとはいきません。でも、大切なところを指摘してもらったので、あとは自力で草案の練り直しです。
やったこと:
1. アーティストと接触
2. 企画の概要を説明する
3. 契約書作る
4. リーガルチェックを受ける
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