top of page

辿り着いたのはアート!

2019年4月20日
これまで、バオバブフルーツパウダーの輸入にむけて準備をしてきました。
おいしいし、アンチエイジング効果が期待できるしね!
でも、食品の輸入はとてもハードルが高いです。成分分析表や作業工程表など、たくさんの必要書類を集め、検査に通らなければなりません。原料の見積もりをとり、輸送費を調べ、日本国内で加工業者を探し、販路を見つける。To Do リストはどんどん長くなる。
 
見積金額はやや高いけれど、そうした書類をきちんと送ってこられたのは、長年にわたりJICAが支援をして立ち上げた現地のユニオン(農協のようなもの)でした。そこと連絡を取り合いながら、サンプルを送ってもらい、準備をすすめるうちに再確認した多すぎる課題。
 
◆仕入れ価格のうちほとんどを輸送費が占めている
◆現地の作業の様子の写真を送ってもらったら、ザルで粉を振るっていた
◆衛生観念の違いから日本での精製・袋詰めが不可欠である
◆販売価格に占める原料の割合がさらに減る →現地にあまりお金が落ちない
◆輸送途中で品質が劣化するリスクがある
◆賞味期限がある
◆スーパーフードは流行りもの →ブームが去ったココナツオイル廃棄のニュース
◆食品を専門としていないため販路がない
◆食品は単価が低い
◆成城石井のスーパーフードコーナーにすでにバオバブパウダーがあった
 
そこで、もう一度考えてみました。
●アフリカのひとびとが持つ特性をいかせること
●データでやりとりできるもの
現地の文化や伝統を守ることにつながるもの
●消費期限のないもの
●わたしの仕事と整合性があり、専門知識や販路を生かせるも
●将来性があり、日本の社会で長く必要とされるもの
●輸送費をかけて運ぶ価値のあるもの
 
それは、アートだ!!
気付いてみれば、どうしてはじめからそこに気付かなかったんだ~と思うのに、なかなか気付けなかった。そういうことって、ありますよね。
やってみてわかったこともたくさんあるから、紆余曲折も必要な道だった、ということで。
Elson Aaron Kambalu.jpg
Elson Aaron Kambalu            
Ellis Tayamika Singano.jpg
Ellis Tayamika Singano
To be continued...
bottom of page