top of page

⑬麻布十番で高級焼肉をごちそうになる

2018年6月13日
マラウイ人の知人に「知ってる日本の会社はある?」と聞くと、だれもが最初に名前をあげ、
在マラウイ日本大使館に問い合わせた際も現地で活躍している日本企業として紹介された会社。
マラウイのプロリーグにサッカーチームを持っていて、何度か優勝もしているほどの大企業で、わたしたちが目指すコミュニティビジネスとは桁違いだし、とても相手にしてもらえないだろうと思っていたところ、なんと都内で社長にお話をうかがうことができました。
JICAの青年海外協力隊員として2年間のマラウイ駐在を終え、ちょうど東京に滞在中だったパートナーのさっちゃんと、待ち合わせに指定された都内の焼肉店へ。マラウイ人を含む社員の皆さんも合流してくださり、英語と日本語が混ざった賑やかな会食に。
写真 2018-06-13 20 08 18.jpg
アフリカやアジアをはじめとする世界198ヵ国に年間15万台の中古車を輸出し、年商570億円を売り上げる株式会社ビィ・フォアード(BE FORWARD CO.,LTD.)の代表取締役 山川氏は、BOPビジネスの先駆者です。
 
カフスに「前へ(be forward)」とネームの入った、やや強面の社長は新興国を支援の対象ではなく、ビジネスチャンスと捉え、実績を上げてきました。
「自分はただの中古車屋だよ」という山川社長は、たった1台の車を輸出することから始めたそう。車を輸出すると、修理が必要になる。部品が必要になり、セールスマン、メカニック、サービスステーションが必要になる。大きな雇用と輸送網が出来る。
 
つぎの野望は、これまで日本になかった世界に通用する越境ECサイトだそうです。ハード・ソフトで物流のシステムが出来上がったら、世界のどこへでも、どんなモノやサービスでも売ることができると、無限の可能性について熱く語る山川氏。これまでわたしが会ったことのあるひととは違う、圧倒的なエネルギーに衝撃を受け、落ち着いてものが考えられるようになるまで数日かかりました。
 
とてもシンプルだけど、新興国・途上国支援にかかわる多くのひとがわすれていること。
戦後の日本が経済成長したときのように、仕事を得て、仲間同士で競争し、自力で稼ぐこと。かれらが貧困から抜け出す道は、それしかないのかもしれません。
 
規模はまったく違うけど、わたしたちもいまの自分にできることをしようと思います。それは、アフリカのひとびととビジネスをして、お互いが儲け、その事業を継続させること。
ビィ・フォアードの社員さんたちは、みなリラックスした様子で強面の社長と話し、生き生きと夢や希望を語ってくれました。刺激的な一夜となりました。
 
ありがとうございます。ご馳走さまでした。
株式会社ビィ・フォアード
BE FORWARD CO.,LTD.
https://corporate.beforward.jp/company/
bottom of page